悩む菻
おしゃべり
食堂にみんな集まってますが、
なんと、今日は菻が悩んでいます。
芽衣「…どうした??」
由莉「雨降るんじゃない…」
柚葆「…いや、雪降るよ」
菻「やー、今世紀最大に悩んでるよ私は。」
由莉「どうした?」
少し照れた顔で話しはじめた菻。
菻「今度さー、奏と出かけるんだけど…
つき、あったじゃ、ないですかぁ、」
柚葆「デートだね。」
菻「…だからさぁ、この格好じゃ…ちょっと、と思って」
菻はロンTにダボっとしたズボンを履いています。
かなりカジュアルandラフ
菻「せっかくだから…ちょっと可愛らしい格好…したいなぁ…って…」
他5人はにやにや
柚葆「おまかせなさい!」
芽衣「可愛くしてあげる!!」
由莉「今日はみんなで街行くぞ!!!」
お買い物
街に繰り出し、
服選びを始めました
由莉「何がいいかなぁ」
菻「…何が似合うのかなぁ」
芽衣「とにかく色々着てみようよ!」
葉子「…私もいっつもパーカーしか着ないからなぁ…」
愛華「私の服は由莉が選んでくれたのなの」
由莉「てかさ、奏くんってどんな感じがすきなのかな」
菻「あ、そういや、知らないや」
芽衣がにやにやしながらケータイを取り出し
芽衣「よし!直接聞いてみよ!」
と、奏に電話をかけました。
菻「わっ、ちょっと!」
芽衣「もしもし〜奏くん??」
奏『芽衣ちゃん?どした?』
芽衣「学祭のアンケートなんだけど〜
奏『好みの女の子ってこと?』
芽衣「そー!」
芽衣「ごちそーさまでしたぁ!!」
由莉「全然参考にならんけど大正解だしてきたなぁ!」
柚葆「わー!菻真っ赤じゃん!」
菻「勘弁してよぉー」
葉子「あちぃー」
奏『え?何?菻いるの??』
奏の声は届かず電話を切られてしまいました。
愛華「ならそのままでいいんじゃない?」
由莉「そういう問題じゃないんだわ」
柚葆「とびっっきり可愛くしよ!!!」
デート当日
今日もドライブデートの奏と菻。
奏は車で菻を家まで迎えに行きます。
いつもは時間には家の前に立っていますが、今日は家の前に菻がいません。
ごめん!あと5分!と、菻から連絡が来ました。
奏「珍しいな」
5分後、
菻「ごめん!待ったよね!!」
奏「…へ?」
菻「あ、あの、ね、友達に、服とか髪とか色々教えてもらって…」
奏「…」(目をまん丸に)
菻「…変…かな?」
奏「……かわいい…」
菻「…まじ?」
奏(コクコク)
菻「あーーよかった、着なれない服だからもう、心配だったよもー」
奏「菻…」
菻「んー?」
奏「今日運転変わってくんない?」
菻「え?どした、具合悪い?」
奏「…全然元気…だけど」
奏は、ぱっと視線を外し
奏「菻の事ばっか見そうだから…よそ見絶対するから…お願い…」
菻「!!!!
わ、わわわわかった
安全運転でいきますねぇ」
奏「お、願いします」
車の中はかなりホッとに
ほっこりカップルに幸あれ
続く