食堂にて

 

食堂に葉子が座っています。

 

葉子はフードを被りいつもよりも小さくなっています。

 

そこに愛華と由莉がやってきました。

 

由莉「おー!どうした?いつもより小さくなって」

 

愛華(よしよし)

 

葉子「…昨日、眩しい人に会って…目が見えない」

 

由莉「眩しい人?彼氏?」

 

葉子「私の彼氏は昨日もドタキャン」

 

由莉「はは、いつも通りってこと

じゃあ眩しくて人って?」

 

葉子「…理玖くん」

 

由莉「あの子は…いつも眩しいじゃん」

 

葉子「そう、いるだけで眩しいじゃん、あの子。

   肩書きも眩しいの」

 

由莉「肩書き?」

 

葉子「イケメン爽やかカフェ男子高校生なのよ!!!」

 

由莉「ええ、高校生なの?なんでわかったん?」

 

葉子は彼氏の代わりに作った料理を持って帰ってもらった話をしました。

 

 

愛華(今日の葉子はよく喋るな…)

 

由莉「もうさ、彼氏変えよ?」

 

葉子「ぬあ??」

 

由莉「いっつもクズ彼氏に泣かさせてるんだから、

  理玖くん尽くしたら尽くした分だけ喜んでくれるでしょ」

 

葉子「…前も言ったじゃん、心が綺麗すぎて…

   しかもイケメンだし、釣り合わん」

 

由莉「大丈夫だって、葉子モテてるじゃん彼氏ほぼ途切れないし。」

 

葉子「モテると彼氏途切れないは違うんだよ…

   私みたいな人は彼氏いないと

   自分の存在意義見当たらなくなるから

   すぐ作ろうとするんだよ

   好きって言ってくれる人なんて

   めったにいないって思っちゃうし」

 

由莉「居ても自己肯定感だだ下がってるじゃんいっつも。

  

愛華「いけるって」

 

葉子「愛華も毎日男の子に好きって言われてるけど

   その中の誰も好きじゃないでしょ?

   それと同じで、両思いってなかなかない…

   あれ?愛華は?」

 

由莉「あそこ…お菓子買いに行ったよ」

売店でお菓子を選びながら

 

愛華(どうしたら素直になるかな…)

 

井間「あれ?愛華ちゃん?」

 

 

愛華「…井間…さん?」

 

井間「今日は3人なの?」

 

愛華(コクッ)

 

井間「そっか〜」

 

と言いながら、スマートに愛華が選んだお菓子を買い、愛華に渡しました 

 

愛華「…どうも。」

 

井間「ねえ、愛華ちゃん、聞きたいことあるんだけど…」

 

愛華と井間が話をしているのを眺めている由莉と葉子。

 

葉子「…ねえ、あの2人、いつ仲良くなったの。?」

 

由莉「あの愛華が人と会話している…」

 

葉子「美男美女すぎ…

   あーあ、私もあんな美人だったら理玖くんと釣り合うのになあ」

 

由莉「ははは、ぐずぐず言ってな」

 

由莉は愛華と今の写真を撮り、誰かに送りました。

 

おまけ

 

晴翔は大学はかなりハイレベル。

 

今日も学校に残り課題を進めてしています。

 

晴翔「んだよこれ…一回休憩…」

 

その時ケータイが鳴りました。

 

晴翔「…美男美女発見…

   !?!?!?!?!?」

 

 

その後気になって課題に集中出来なかったそう。

 

頑張れ晴翔。

 

続く

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